一昨日のこと。
心臓血管外科医の医療ドラマを見ていたら、
その日の夜はめっちゃ寝苦しく、嫌〜な夢にうなされまして。
医療系ドラマとかけっこう好きなんですけど、
見てるとこっちまで苦しくなってしまって１００％で楽しめないのです...
感情移入しやすいのか・・・？
一昨日の夢は、これまたけっこうリアルな感じで、
コロナで病院に入院していた時の記憶のようなものでした。
さて、今回はその夢で思い出した
コロナ入院中に起きたちょいやべーお話です。
私がコロナに感染したのは、５類がどうとか言われるよりずっと前。
時期的には、デルタ株が猛威を振るっていた頃。
ゾコーバみたいな薬が開発される前で、
肺炎発症が見つかって、強制入院させられたものの、
医者からは「何もできることがありません」と言われけっこう長いこと入院。
一応、酸素濃度とか動脈血とかを検査して
平均で酸素濃度９１％くらいだったのですが、
医者も看護師も青い顔をしていました。
「大丈夫？本当に苦しくない？」
「酸素吸収でも人工呼吸器でもすぐ出せる準備はできてるから」
そんな風に言われても、自分がどんな状況だったのかピンと来ず。
なんでも、私が入院した病院は、肺炎まで発症した患者を扱うのは
初めてだったらしく、「何が起こるかわからない」要注意人物として
徹底的にマークされていたようです。
その一環なのか、２４時間、心電図をモニターする機械を付けられたのですが、
どうもこの心電図、ピコピコいっつもアラーム音が鳴ってうるさい。
なんで？
そう不思議に思っていると、看護師さんが全力ダッシュで病室へ。
「何？どうしたの？え、やばいの？」
何が・・・？と全く理解できない私。
「これ、ピコピコずっと鳴っててうるさいんですけど」
「心拍に異常があると、鳴るんだよ。今、本当に何ともないの？」
・・・。
どうやら、いわゆる不整脈というやつだったらしく、
呼吸器系・循環系がけっこういってるかもしれないと言われまして。
でも、とりあえずは普段よりちょっと息がつまるくらいだったので、
様子見をすることに。
そうこういていたある時。
ドックーん！
いつもよりかなり強い脈動を感じたかと思えば、
なんか胸の辺りがぎゅ〜と握り潰されるような違和感が。
ん？？なした・・・？
当然、心電図はいつも以上にピコピコ鳴るわけで。
それで、医者もやってきて、
「え？心房細動起きてない？いよいよやばいんちゃう？」みたいな空気に。
慌て出す医者と看護師を尻目に、
それでも私は「まぁ、ちょっと待てばおさまるっしょ」くらい呑気なもの。
胸の違和感と多少、頭が痛いくらいで、他はいたって普通。
それで、何か道具でも取りに行ったのか、
看護師さん１人を残して一度、病室から医者が出て行った時。
ぴたりと止むアラーム音。
そばについていた看護師さんも「え？・・・」と不思議そうな表情。
とりあえず、おさまったっぽいですと言うと、
「ホントに！？嘘でしょ！？」と言われ、
戻ってきた医者も「え・・・？」と絶句。
え〜と、これ、どういうことか誰か教えてくれます・・・？
そう表情に出ていたのでしょう。
心房細動といって、不整脈のやべー版みたいな症状で、下手すれば死んでたよ？
なんて話を聞いて、ようやく私も「あっ...今、私、やべー状態なの？」と理解。
しかし、心房細動起こして、それが自力でおさまるってどういうこと？と
医者サイドは納得いっていない様子でした。
それから２週間後。
コロナの症状が落ち着いて、退院許可が下りるかという時に、
「水景さん、結局、心拍は不安定なままだから、今後は本当に気をつけてね」と
釘を刺されて退院してきたのでした。
ウイルスにしろ、心臓にしろ、
自分の意思でどうにもならないことをどう気をつければいいのだ？と思う私。
しかし、はっきり言われましたね。
「病的なものかどうかは、詳しく調べないとわからないけど、
ある意味で爆弾抱えてるようなものだから」と。
あれから、２年余り。 年明けたから、３年か。
その後に、後遺症うつになってしまって、何やかんや色々とうやむやに。
そして、一昨日のあの夢を見ていた時。
けっこう、胸が苦しかったし、握られているような感覚もあったなぁ。
こうして、やばいかもしれないと言われたとか書いてる今も
結局、心臓系の検査には行っておらず。
そういえば、そんなこと言われたっけなぁ・・・くらいなもの。
喉元過ぎれば、なんとやらというやつですね！
今は、全然違和感もなく、元気なので大丈夫ですよ？
