水景の雑記帳

雑談多めの「深く考えない脊髄反射的な」ブログ。ほどよい息抜きに。

そろそろお誕生日だね・・・

 

 来週2月3日。節分の日。

 実は、この日は私の最愛のワンちゃんのお誕生日。

 

 この子ですわ〜

 

 

 トイプードル、にしてはずいぶんと体格が大きく育っちゃいましたが。

 名前は「らい」。ライ麦パンのようなこんがりきつね色が綺麗だったから。

 

 お誕生日が来れば14歳。

 でも、永遠に14歳になることはありません。

 

 亡くなった人の誕生日や年齢を数えるものではないとは言いますが、

 この際、いいでしょう。だって犬だし。人間のしきたりなぞ関係ないはず。

 なにせ、お犬様ですから!かの綱吉公もびっくりなくらい犬神様信者なので!

 

 一昨年の7月にお亡くなりになりました。

 まだ生後3ヶ月の子犬だった頃に出会ってから、私の良き相棒でした。

 

 しかし、私は今でも後悔しています。

 というのも、この子が亡くなった時を看取ってやれなかったのです。

 

 一昨年の夏は、私もうつ病発症直後のいろいろなショックが重なり

 言うなれば一種の廃人のような状態になっていました。

 

 が、それを言い訳にはしたくはありません。

 確かにあの時は私はめっちゃ辛かった。でも、あの子はもっと辛かったのです。

 

 実は、この子、天寿を全うしたわけではなく、がんに冒されていたのです。

 何軒かの病院に連れて行っても、原因はわからないと言われ続け、

 最後に行き着いた病院で「もう手の打ちようがない」とばっさりと切られました。

 

 一方、私は今通っている病院で診てもらえるようになり、

 一応は助かる見込みが出てきた頃だったのです。

 

 この時の心境は複雑でしたが、一番大きかったのは罪悪感でした。

 私は助かるかもしれないのに、この子にはそれがない。

 なぜ、こうなるまで気づいてやれなかった?何が良き相棒だ?ふざけるな!

 それがこの時期で一番辛かったですね。

 

 が、犬って自分の飼い主を思いやるってよく言いますが、

 私がベッドで寝たきり状態で動けない中、この子は普段とは違って

 どうしても私と一緒のベッドに寝るときかなかったそうです。

 

 自分も辛いはずなのに。

 でも、そうしてピッタリと体をくっつけてくる温もりを感じると

 私は少し安心感を感じました。

 

 

 そして、7月。

 あの子は旅立ってしまいました。

 私は相変わらず寝たきり状態で看取ってはやれませんでした。

 

 両親なりの配慮だったのか、亡くなる数日前から私と引き離していたのです。

 それでも、あの子が去ったことはなんとなくわかりました。

 

 当時はその両親の配慮を恨みました。

 でも、一番許せなかったのは私自身。

 

 前にもワンちゃんを飼っていたのですが、

 こっちの子が亡くなる時、見ていられなくて逃げ出してしまった私。

 らいに出会った時、別れの時は今度こそ絶対に逃げないと誓った私。

 それでも、結局はその誓いを果たせなかった惨めな私。

 泣こうにも涙すら出ませんでした。

 

 

 そんな気持ちがいまだに心に棘のように突き刺さっていて

 この2月3日が近づくと、どうしても思い出してしまいます。

 

 どうして、犬と人間ってこうも寿命が違いすぎるんでしょうね?

 出会った時は、まだ子犬だったのに、どんどん大きくなって、

 気がついたら、人間の年齢換算で私よりも年上になってしまって、

 どうしても犬の方が人間よりも早く死んでしまう。

 

 とまぁ、湿っぽい話はここまで。

 実は、PCの写真フォルダにはこの子のベストショットがありまして。

 

 それがこちら。5年くらい前の写真です。

 

 うとうとポーズからの・・・

 寝たぁ〜〜〜〜 in 私のお布団

 あの、お布団の真ん中に陣取られると、私が寝れないんですけど〜?

 

 それから、こんな犬っぽい写真も。

 

 たまたま、フラッシュ点けて写真を撮ったら、

 目がギンギラギン。ちょっと怖いけど、目が光るって犬!って感じですね。