水景の雑記帳

雑談多めの「深く考えない脊髄反射的な」ブログ。ほどよい息抜きに。

ハリーポッターシリーズキャラ強さランキング「魔法バトル編」

 

 昨日の「秘密の部屋」推しの記事に、とある方がぽつりとおっしゃったこと。

 「魔法使いたちの強さランクってどうなってるんだろう?」

 

 そういえば、あまりそういう視点で考えたことなかったなぁ。

 そこで、私、一晩考えました。

 

 

 というわけで、今回は「ハリポタキャラ強さランキング」と題して書いてみます。

 もちろん、私の独断に満ちた結果となっておりますので、あしからず。

 また、主要キャラに絞っての選出となります。

 

 ただ、何をもって「強さ」とするか次第で結果もだいぶ変わってきますので、

 「魔法バトル」「頭脳」「フィジカル」「パワーバランス」の4ジャンルで

 それぞれランキングを組むことにし、今回は「魔法バトル編」です。

 

 

 15位 ロナルド・ウィーズリー

 15位には、いきなり主人公組からロンの選出。

 今回のランキングではビリとなってしまいましたが、決して弱くはありません。

 しかし、逆に強いかと言えば、そうでもありません。

 良く言えば、バランスの取れた能力、悪く言えば、パッとしたところがない。

 

 しかし、ロンはハリーたちと最後まで死喰い人勢と戦い続け、

 生き残ってきた男なので、ポテンシャルは十分すぎるほどに高いのです。

 

 ただ、ロンにとって酷なのは、彼以上に強い連中がうようよしていること。

 そう、ロンはあくまでも並の魔法使いであって、他の奴らがおかしいのです。

 

 

 14位 ネビル・ロングボトム

 14位には、同じグリフィンドール生からネビルがランクイン。

 正直、ロンと比べてどっちが上か甲乙つけがたいところ。

 

 というのも、ネビルはシリーズ前半では出来の悪い子で

 才能的な部分だけで見るとロンと大差ないように思えるのです。

 

 しかし、シリーズ後半、特にハリーたちが分霊箱探しの旅に出た頃から

 頭角を表し始め、ダンブルドア軍団2代目リーダーに就任し、

 闇の時代のホグワーツで苦労しながらも最後まで抵抗活動を続けていたこと、

 終盤にグリフィンドールの剣に認められナギニを一刀両断したこと、

 この2点を加味してロンより1つ上としました。

 

 

 13位 ハリー・ポッター

 13位には、まさかの主人公ハリー・ポッター

 ハリーも1年生の頃から死喰い人やヴォルデモートとの戦いを何度も

 潜り抜けてきた猛者ではあるのですが、そのほとんどは彼自身の力ではないことが

 ランクを落とした大きな原因です。

 

 シリーズ全般を通して、ヴォルデモートとの戦いを生き抜いて来れたのは

 リリーの「愛の護り」の魔法の功績があまりにも大きく、

 純粋にハリーの力で評価できる点が少ないのです。

 

 しかし、ハリーの能力が劣っているわけではなく、

 エスクペリアームズ、ステューピファイ、インペディメンタ、

 インセンディオ、レダクト、セクタムセンプラ、インペリオ、など

 戦闘用に覚えた呪文のバラエティーはかなり多く、実践でも使いこなしているので

 サシでの決闘スタイルならそこそこの戦果を上げそうではあります。

 

 ただ、ハリーの戦闘力が今ひとつなのは、無言呪文と開心術が使えないこと。

 無言呪文とは、呪文を唱えずとも魔法が使える力のことで、

 開心術とは、その名の通り、相手の心を読む魔法です。

 

 魔法界において、

 戦闘に長けた者はこの2つの能力を使って戦うことが通常らしいのですが、

 ハリーは無言呪文も開心術もてんで苦手。

 相手が死喰い人だろうとヴォルデモートであろうと、

 大声で呪文を叫びながら戦っていたので、正直、まだまだ成長の余地はあります。

 

 ただ、ハリーのフォローをするとすれば、

 無言呪文も開心術も大人の魔法使いでも使いこなすのが非常に難しい技術らしく、

 学生のハリーが使えないとしても、そこは責められないでしょう。

 

 

 12位 ハーマイオニー・グレンジャー

 12位には、ハーマイオニーがランクイン。

 どうしても、学生チームに分が悪い結果となってしまいます。

 

 しかし、主人公3人組の中でハーマイオニーがランクが上なのは、

 戦闘中に機転が利くこと、使える魔法の幅が戦闘以外にもあること、

 この2点が評価基準となりました。

 

 優等生キャラらしく、覚えている呪文や魔法知識の引き出しは圧倒的。

 そこに、機転が利く頭の回転の速さが加わると、不利な状況でも覆せるだけの

 ポテンシャルを感じずにはいられないのです。

 

 さらに、もう1つハリーやロンにはなく彼女にはある強み。それは、意志の力。

 思春期という難しいお年頃を迎える彼らの中で、精神的に不安定になった時期が

 戦闘や冒険と直接関わっていないのが、3人の中で唯一ハーマイオニーだけ。

 また、ベラトリックスに磔の呪いで拷問された時も、しれっとベラトリックスの

 髪の毛をくすねており、その後のグリンゴッツ襲撃に役立てていることから、

 これも彼女の意志の強さの賜物だろうと思うわけです。

 

 

 11位 ビクトール・クラム

 11位には、ダームストラング専門学校からクラムの選出。

 学生でありながらクィディッチのブルガリア代表選手に選ばれるほどの

 天才的な実力者で、魔法の方も対抗試合の代表になるほど申し分ない。

 

 10代の学生にやらせるには、あまりにも過酷すぎる三大学校対抗試合でも

 ドラゴンの課題、水魔の課題とそつなくこなしていく彼の魔法の実力は、

 裏でカルカロフが情報を流していたことを差し引いても十分すぎるほど。

 

 

 10位 セドリック・ディゴリー

 10位には、同じく三大学校対抗試合でホグワーツ代表となったセドリック。

 実は、原作では3巻から登場しており、ハリーにクィディッチで初黒星をつけ、

 ハリーの憧れのチョウ・チャンを先に攻略し、おまけに学校中からの信頼も厚い。

 そのこともあってか、4巻でセドリックと共にホグワーツ代表となったハリーに

 素質的にそもそも敵わないと認めさせるほどの実力者。

 

 それだけに、4巻の終盤でワームテールに速攻で殺されてしまったのが

 非常にもったいないですが、劣等生の集まりと揶揄されてきたハッフルパフの

 エースにしてホープという彼の立ち位置は、学生チームの中では上位でしょう。

 

 

 9位  ヴォルデモート卿(トム・マールヴォロ・リドル)

 9位には、まさかまさかのラスボスであるヴォルデモート卿。

 え!?我が君、もっと強いはずじゃん?と思った、そこのあなた。

 よ〜く、思い出してみてください。彼が使う魔法の偏り具合を。

 

 そう。彼が使った魔法は、せいぜい分霊箱と許されざる呪文と飛行術くらい。

 彼が魔法界最恐最悪の異名を取っていたのは、愛用する魔法が邪悪すぎたから。

 闇の帝王として君臨しておきながら、使う魔法レパートリーが狭すぎたことが

 ここまで順位を落とした大きな要因となってしまいました。

 

 しかし、彼は魔法力の消費が激しい許されざる呪文を連発できるほどの体力と

 飛行術という箒も使わずに空を飛ぶ魔法を自作したクリエイター気質な部分は

 大いに評価に値すると言っても良いでしょう。

 

 

 8位  リーマス・ルーピン

 8位には、神教師ルーピン先生。

 不死鳥の騎士団の構成員として死喰い人と戦ってきた実績もありますが、

 彼の最も大きな成果は、ハリーに守護霊の呪文を伝授したこと。

 

 守護霊の呪文(エクスペクト・パトローナム)は

 大人の魔法使いでも使える者はほとんどいないくらいに超高難易度な魔法であり、

 それを3年生時点のハリーに伝授してしまったのは、

 教えることに関して天才的なセンスがあったこともあるのでしょうけれど、

 それ以上に彼自身の魔法の才能と実力がなければそもそも実行不可能でした。

 

 

 7位  シリウス・ブラック

 7位には、ルーピン先生の盟友シリウス

 学生時代は、ジェームズ、リーマス、ピーターの3人でつるんでは

 イタズラばかり仕掛けて教師陣の頭を悩ませてブイブイ言わせていた彼。

 

 しかし、その魔法センスは本物で、

 リーマスの狼人間の秘密を知るや、動物に変身する魔法アニメーガスを習得。

 本来なら、免許制の魔法であり、学生が使うことは非常に危険だとされている

 この魔法を普通に習得してしまう辺り、彼の才能の豊かさがわかります。

 

 ただ、ブラック家の家系の血なのか、自分が強い自覚があるのか、

 少々荒っぽいところや他人をみくびるところがあり、それがたまにきず。

 それさえなければ、あんな最期を迎えることもなかったのに・・・。

 

 

 6位  キングズリー・シャックルボルト

 6位には、この人を知っていたらハリポタマニア!キングズリー。

 

 まず、こいつ誰ぇ?という方のためにチラッと紹介しますと、

 不死鳥の騎士団の一員にして、魔法省の役人という魔法界のエリートポジで、

 ヴォルデモート撃破後は魔法大臣にまで上り詰めた超大物なのです。

 

 死喰い人との戦いにおいても、一瞬で(原作だとわずか1、2行で)

 敵を倒してしまっているほどであり、ハーマイオニー同様、機転も利く人物。

 シリーズ終盤の7人のポッター作戦実行時も、ヴォルデモートが優先的に

 潰しにかかっていることから、ヴォルも彼を警戒していたと見て間違いないです。

 

 

 5位  バーティ・クラウチJr.

 いよいよ、上位クラス。ここまで来ると、本当に化け物ばっかりです。

 5位は、バーティ・クラウチJr.

 

 4巻「炎のゴブレット」に登場した死喰い人。

 ムーディ先生に化けて1年間もホグワーツで教師として働いて潜入しつつ、

 ヴォルデモート復活の場を整えるという死喰い人サイドから見れば

 難易度SSSの超級ミッションに挑んでおり、見事、成功させています。

 

 というのも、そもそも化けたムーディ先生は、ダンブルドア校長の古い友人で、

 ダンブルドアのお膝元のホグワーツでヴォルデモート復活のために暗躍するのは

 どう考えても不可能に近いほどのとんでも難易度だったはず。

 

 しかし、ムーディ先生として完璧に演じ切ってみせたばかりか、

 ハリーを4人目の三大魔法学校対抗試合の選手に仕立て上げ、

 ヴォルデモート復活の場となるリドルの墓までハリーを送り込むことに成功。

 結果、ヴォルデモートは無事、復活できたのですが、4巻以降のストーリーは

 彼の功績なしには成立しないので、必然的に高順位となりました。

 

 

 4位  フィリウス・フリットウィック

 4位には、ホグワーツ呪文学教授のフリットウィック先生。

 作中では、あまり目立たない感じですが、実はこの人、とんでもない人です。

 

 学生時代はレイブンクローで、頭脳明晰ながら戦闘センスにも優れていたようで、

 決闘クラブという学生が参加するには教育的によろしくなさそうなサークルで

 決闘チャンピオンになったという武勇伝が。

 

 シリーズ終盤のホグワーツの戦いでは、ヴォルデモートの侵攻を食い止めるため、

 プロテゴ・マキシマ、プロテゴ・ホリビリス(防御呪文の最上位呪文)で

 ホグワーツ城全域に巨大バリアを展開するという離れ業を披露。

 

 その後も、死喰い人たちと互角以上に渡り合い、生還を果たしています。

 

 

 3位  ベラトリックス・レストレンジ

 3位には、みんなのトラウマ、ベラトリックス。

 名門ブラック家の娘であり、シリウスとは従兄弟の関係。

 

 ただ、頭のネジがぶっ飛んでおり、学生の頃からヴォルデモートラブ♡な感じで、

 一点の迷いもなく死喰い人の道へ。

 この時期のスリザリン寮、死喰い人幹部養成所になっている気がするのは私だけ?

 

 ヴォルデモートからは特に可愛がられ、直々に闇の魔法を伝授してもらい、

 戦闘力は爆発的に上昇。そして、作中で初めて彼女の名前が出てくるのが

 ネビルの両親を拷問して精神崩壊させたという激重エピソード。

 

 お初にお目にかかる読者に「はじめまして」と言わんばかりの

 超絶ブラックなインパクトをもって登場してきた彼女。

 

 そして、5巻「不死鳥の騎士団」での神秘部の戦い。

 シリウスを殺し、怒り狂ったハリーに追い回されるも、

 「かわいいベイビーちゃん」とハリーを煽りまくり、

 ついにブチギレて倫理観も崩壊したハリーに初めてクルーシオを使わせた張本人。

 

 人間に使った瞬間、問答無用でアズカバン送りになるという

 許されざる呪文の1つであるクルーシオ。

 

 しかし、この時のハリーには技術的に難しかったのか、呪文が発動することはなく

 ハリーに対して「この呪文は本気で苦しめることを楽しまなければ効かないよ」と

 サイコパスすぎる闇の魔法のレクチャーをする彼女。

 

 その後も、ハーマイオニーを拷問したり、ホグワーツの戦いで暴れまくったりと

 ある意味、ヴォルデモートよりもタチの悪い手のつけられなさを発揮。

 

 しかし、最終的にはロンのママモリーに始末されるという

 ジャイアントキリングを許してしまい、彼女の人生は幕を閉じたわけですが、

 作中の描写を見るに、どうやらモリーもアバダ・ケダブラを使った可能性が

 非常に濃厚で、相手が死喰い人とはいえ、人間相手に死の呪いを放つモリー

 普通に怖すぎます。

 

 そして、19年後の世界を描いた「呪いの子」では

 まさかのヴォルとの赤ちゃんができていたことが発覚。

 死喰い人の中には、恐怖心から従っている者が大勢いる中、

 ガチでヴォルラブな彼女は、ヴォルと子作りしてしまうという狂いっぷり。

 

 原作でも、ヴォルにちょっと褒められたら頬を赤くするという乙女チックな

 描写もあり、まぁちょっと可愛いなと思った時期もあったのですが、

 よくよく考えてみると、この時のベラトリックスの年齢は若く見て40代。

 その年齢で、ガチでヴォルラブです♡なんて言われても、ちょっとなぁ...

 

 

 2位  ミネルバ・マクゴナガル

 堂々の準優勝枠には、副校長マクゴナガル先生。

 グリフィンドールを監督し、変身術の科目の教授も務めるこの先生。

 

 普段はかなり厳格な性格で、悪い行いをした生徒には容赦無く叱りつけるも、

 その根底には分け隔てない生徒への愛があり、これぞ教育者の鑑。

 

 彼女は学生時代にクィディッチ選手だったこともあって、

 クィディッチの話題になると興奮して暴走気味になるのも評価高め。

 

 しかし、彼女の真骨頂は、底知れぬ魔法知識と熟練の技術。

 ハーマイオニーをそのまま大人にしたような雰囲気すら感じるほど。

 彼女の戦闘描写は、滅多にないので、やはり終盤での活躍が目立ちます。

 

 校長の座に就いたセブルス・スネイプに、分霊箱探しの旅から戻ってきたハリーが

 「ダンブルドア先生を殺しておいて、よくものうのうと!」とブチギレて

 杖を抜いた瞬間に、マクゴナガル先生がハリーを庇う形でスネイプ先生と戦闘。

 

 その後、ホグワーツの戦いでヴォルデモートとの全面戦争に突入。

 一応、この時はまだ副校長であり、校長の座は空白であったはずですが、

 ホグワーツ城の管理者として城の石像を操る大魔法ピエルトータムロコモーターを

 発動し、自らも死喰い人と戦いながら無事、生還を果たしています。

 

 「この魔法、一度使ってみたかったんです」とお茶目につぶやくシーンは

 ハリポタ映画の中でも屈指の萌えシーンとなっています。

 

 

 1位  セブルス・スネイプ

 数多くの魔法使いたちを抑え、1位に輝いたのはセブルス・スネイプ。

 

 ホグワーツの魔法薬学教授であり、スリザリンを監督する教師で、

 シリーズ序盤こそ嫌味な先生というイメージが強めですが、

 徐々に彼の戦闘能力のヤバさが明らかになってきます。

 

 手始めに「秘密の部屋」でロックハート先生が主催した決闘クラブでの模範演技。

 闇の魔術と戦い、いくつもの伝説を作ったというロックハート先生と決闘し、

 エクスペリアームズという武器を取り上げる魔法で軽く捻ってしまいました。

 

 その後、学生時代になんとセクタムセンプラという魔法を開発していたという

 エピソードが判明。魔法を新しく創造することは、並の魔法使いでは不可能で、

 まして学生にできる芸当では全くなかったと言われています。

 

 しかし、この魔法、相手をズタズタに切り裂くという悪意たっぷりの呪いで

 ハリーが効果も知らずに使ってマルフォイを半殺しにした時は、

 さすがのハリーもドン引きしていました。

 

 そして、彼の一番の見せ場は、ダンブルドア殺害の瞬間。

 裏で示し合わせた計画殺人だったという真相があるものの、

 そんなことをちっとも知らないハリーは、その殺害現場を目撃してブチギレ。

 

 怒り狂ったハリーに思いつく限りの攻撃を浴びせられるも、

 その全てを無効化し、ハリーの隠し玉のセクタムセンプラも跳ね返すという

 なんとも芸の細かいこと。

 

 そして、ホグワーツの校長となり、マクゴナガル先生と決闘した時も

 本気で殺しにきているはずのマクゴナガル先生相手に割と余裕をもって

 対処してしまっていることからも、その戦闘力の高さがわかります。

 

 

 殿堂入り  アルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドア

 もはや、順位とか言ってるレベルじゃないくらいの化け物。

 それが、アルバス・ダンブルドア

 

 かつては、ゲラート・グリンデルバルドという闇の魔法使いとの決闘を制し、

 名前を出すことすら恐れられるはずのヴォルデモートが唯一恐れた怪物。

 

 もう、この人については、多くを語らずとも良いでしょう。

 

 

 

 

 だいぶ長くなりましたが、「魔法バトルの強さ」で言えばこんな感じです。

 

 ・・・。

 ここまで読んでいる人、

 もしいたら、それこそ最強読者ランキング入りするくらいの猛者です。