水景の雑記帳

雑談多めの「深く考えない脊髄反射的な」ブログ。ほどよい息抜きに。

スタバが好きになった瞬間

お題「やっぱりプロはすごいなと思ったファンサは?」

 

 アイドルとかスターとかのファンサとはまた違うかもですが、

 私が仕事の休日にスタバに行ったときのお話。

 

 まだ、休職前で仕事していたある日の休日。

 仕事柄、休日が平日になるなんてこともざらにあるので、

 そういう日は、決まってスタバで朝食とゆったり読書と決まっていました。

 こういう日は、他のお客もあまりいないので、

 暇つぶしに店員さんと世間話をすることもたまにはありました。

 

 そうやって何回か通っていたある日。

 その日も平日の休日で、いつものようにスタバへ。

 

 ただ、その日はいつもよりかは若干、お客さんが多いかなくらいでした。

 いつものように、抹茶フラペチーノとチョコスコーンをオーダーし、

 テーブルを確保して、まったりと待っていると、

 いつもの店員さんが一言。

 

 「申し訳ございません。本日は、普段よりお客さんの入りが多く、

  従業員もこの時間は人数がいないので、いつもよりお待たせいたしますが

  よろしいですか?」

 

 と、めちゃくちゃ丁寧な口調で接してくれました。

 別に、急いでいるとか、早くしろとか急かしてもいないのに

 わざわざテーブルまでやってきて頭を下げてきたのです。

 

 逆に私の方が気が引けてしまい、

 「とんでもないです。急いでいるわけでもありませんし、

  もし、他に急ぎの方がいらしたら、そちらのお客さんの方を優先してください」

 と言って、ゆったり待つことに。

 

 そして、15分後くらいでしょうか。

 店員さんがやってきて、

 「本当にお待たせして、申し訳ございませんでした」と言って

 オーダーしたものを持ってきてくれました。

 

 そこで、ふと手に取った抹茶フラペチーノのカップに巻かれている茶色の紙に

 「本当に、ごめんなさい。

  でも他のお客さんを優先してくださいと言って頂いて、本当に助かりました。

  お仕事、いつも大変そうですけれども、私どもにできることは、

  少しホッとできる空間を提供するというほんの些細なことしかありませんが、

  どうかこれからも当店へのご来店を心よりお待ちしております。

  お体には十分にお気をつけて、ご自愛ください」

  というけっこう長めなメッセージ入りでした。

 

 よくこんな狭いスペースにこれだけの文面を手書きで書けたなという感心と

 仕事についてもそこまで話したことはないのに、それでも覚えていてくれていて、

 おまけにこんな温かいお言葉をいただきました。

 

 客商売は、お客の顔を覚えることが大事とは聞いたことはありますが、

 いつも来るお客を多少待たせたくらいで、

 ここまでのサービスをしてくれるスタバの店員さんが素敵すぎると感動し、

 いつもよりも少しだけちょっぱめの抹茶フラペチーノを飲み干した私でした。