ジブリパーク、ものすごい盛り上がりですね。行きたい。
『魔女の宅急便』のエリア辺りが人気が高いそうで、
キキの実家、グーチョキパン店など作中の世界観にどっぷり浸かれそうです🎵
実は、私、『魔女の宅急便』に関しては無類の大ファンでして、
あらゆるセリフと場面を覚えてしまうほど何千回単位で何度も観ました。
あまりに全てを覚えすぎて、友人と「ジブリかるた」なるもので遊んだ時、
私が圧勝してしまい、勝負にすらならず、この遊びに出禁になりました^^;
ジブリパークの盛況ぶりをTVで見ていると、
また『魔女の宅急便』を観たくなってきた最近。
しかし、長年、この作品のファンを名乗っているのに
どうしても未だにわからないことが・・・。
それは、挿入歌の『ルージュの伝言』。
新たな旅立ちに心を躍らせて旅立つキキの心情を思えば、
この曲の軽快なノリの良さはピッタリな気はするのですが、
やっぱり歌詞の内容がねぇ・・・。
決して悪い曲ではないのですが、
果たしてこの歌詞の内容が『魔女の宅急便』にマッチしているのか?
何度考えても、何年考え続けても、これだけは未だに理解できないのです。
そこで、今回のお話は、
私が思う「ルージュの伝言」の歌詞の内容の考察のお話です。
1 歌詞を文字通りに考えてみると、かなり気まずい状況・・・
まずは、素直に歌詞を文字通りに捉えてみましょう。
普通に考えれば、結婚した男女(あるいは同棲中の男女)の女性目線の歌詞。
でも、そうすると、この曲の状況って、かなりしんどいことになってますww
ざっくりした枠組みは、こんな感じですよね。
浮気な恋をだらだら続ける「あの人」に愛想を尽かす
→ さすがに頭にきたので、ママに叱ってもらうことに
→ (多分、その件で)ママに会いに列車に乗り込む
→ 家のバスルームにルージュで書き置きを残していった
どうですか?
もし、「あの人」の目線に立ったら、けっこうしんどくないですか?
確かに、浮気に夢中になっている方が悪いに決まってますが、
その件でママに電話で叱ってもらうために、実家に行ってるんですよ?
prr...
ちょっと、あんた、何やってんの💢
浮気してるって聞いたんだけど、本当なの?
なんで、そんなバカなことしたの?
↪︎ 母が嫁(あるいは彼女)から全部洗いざらい話を聞いてる
というか、まさに今、彼女は自分の実家にいるわけで・・・
嫁姑の仲が険悪なのも、しんどいらしいですが
逆に仲が良かったら良かったで、こんなしんどい状況に追い込まれるのかぁ。
でも、私としては、この普通に字面通りの意味ではない気がするのです。
しかし、これといって決め手があるわけでもないですが。
そこで、私が考えた「別の物語」を書いていきます。
2 彼女の「復讐物語」説
まず、前提として、歌詞の雰囲気を見た感じ、かなり怒ってますよね。
それもこれも、原因は「あの人」の浮気でしょう。
男女の仲において、浮気される側に立たされれば、誰だって腹も立つでしょう。
しかし、浮気をされてもただでは転ばないのが、この主人公の女性。
浮気された腹いせに、「あの人」への復讐を誓う。
その根拠となるのが、
「黄昏迫る街並み」というフレーズ。
仮に、「あの人」のママに会いに行ったとして、出発が遅すぎませんか?
どれだけ遠くなのかわかりませんが、到着する頃にはすっかり夜でしょう。
普通、そんな時間に訪ねて行ったりするものでしょうか?
むしろ、突発的に急に逃げるように出て行ったと考えた方が自然では?
では、なぜ突発的・逃げるように出て行ったのか。
これはこれで、色々と考えられる状況はありますが、
一番、ありそうなのが浮気現場を見ちゃったから。
出先でちらっと見かけた程度の「え?浮気してんの?」という疑念ではなく、
がっつり「はい、浮気確定!」という確信を持って判断できてしまったから。
それに腹を立てていると、「あの人」が憎らしくなってくる。
そこで、彼女の「復讐劇」が幕を開けるというわけです。
その復讐の最たるものがバスルームに残されたルージュの書き置き。
浮気の仲の男女の目的は、大抵は体の関係。
もし、「あの人」が家で浮気をするとしたら、
まず間違いなくバスルームを使うはず。
それから、ベッドでしょ?と言わんばかりの恨み言を書いておく。
ルージュ(口紅)は、女性の象徴アイテムのようなもの。
仮に、「あの人」が浮気相手に秘密にしていたとしたら、
バスルームに口紅で書かれた恨み言って、「あの人」的にはかなりまずいはず。
情事の前に焦ること、この上なし。それでも、浮気、する?というストーリー。
3 彼女の「復讐物語」説Ⅱ
もう一つの「復讐劇」のストーリーも考えてみる。
前提としては、途中までは、先のストーリーと同じです。
ルージュの意味以外は。
ルージュ(赤)と捉えると、これはこれで意味深な雰囲気が。
そう、彼女が浮気相手の人を殺ちゃったパターン。
浮気相手の血(ルージュ)で、
「私にこんなことをさせるあなたが悪いのよ」なんて恨み言が書いてあったら?
今で言う、ヤンデレタイプでしょうか。まぁ、怖いですよね。
仮に、運良く殺すまではいかずとも、
傷害・殺人未遂辺りでも、軽く10年〜15年は檻の向こう。
でも、「浮気な恋を諦める」にはそれだけ時間があれば十分では?
確かに、自分も悪いことをしたけれど、
あなたもあなたで償わなければならないこと、あるよね?というストーリー。
4 「あの人」を振り向かせるための偽装工作説
もう少し、平和的なストーリーも考えてみましょう。
浮気された側の心持ちとしては、
「私って、魅力ない・・・?」という不安。
そこで、「あの人」の気持ちを試すことにする。
バスルームに「あなたの浮気、知ってます。さよなら」とだけ書き残す。
それを見た「あの人」がどんな気持ちになるか。
単に突然のことに驚いているか、友達に聞いて回ってるか。
それとも、自分に「別の男」がいるなんて思って焦ってる頃か。
もし、そういう気持ちになってくれるんだったら、今度の浮気は許してあげる。
ただし、ママからきっついお灸は据えてもらうけど。
まさか、私が実家にいて、ママに全〜部しゃべってるなんて思わないでしょう。
それで、焦ってる「あの人」の反応を想像すると、
万一、「あの人」の心に響かなかった時の不安もありつつも、
ちょっとドキドキする。そんなストーリー。
他にも、3つくらいストーリー候補はあるのですが、この辺にしておきます。
ただ、どのストーリーだったとしても、やっぱり歌詞と曲がマッチしてない。
だからこそ、この曲が意味するところが、何年考えてもわからないのです。
暗い内容を明るい曲調で歌うのは、ユーミンの得意技ではありますが、
一体、どういう心情で作った曲なんでしょう?真実は、ユーミンのみぞ知るか。
いかがでしたか?
ま〜た、私の妄想ワールドになってしまいましたが、
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