水景の雑記帳

雑談多めの「深く考えない脊髄反射的な」ブログ。ほどよい息抜きに。

ハリポタオタクが思う「こんなハリーポッターは嫌だ」← 過去最長更新!

 

 私のブログでも、たまに書いてますが、

 私、水景はハリポタオタクなのです。

 

 つい先日、やっと「ホグワーツ・レガシー」のシナリオを1周したら、

 また原作が見たくなってしまい、映画全作品を観ました。

 ↪︎ 便利な時代になったものです。ネトフリで全部配信してるんだもん。

 

 それから、原作小説の方も英語版ですが、

 久しぶりに手にとって、

 今は「賢者の石」の禁じられた廊下を冒険するシーンまで読んでます。

 ↪︎ 日本訳版よりも私が自分で翻訳した方が読みやすいので

 ↪︎ 「マーリンの猿股」って何よ? ← 原作勢なら、有名な珍訳ですよねw

 

 

 それで、ふと思ったのが、

 「こんな〇〇は嫌だ」という「もしも」の話。

 

 ハリポタオタクを自称する私が思う「こんなハリーポッターは嫌だ」を

 書いてみようと思います。

 けっこうコアな内容もあるかもしれませんし、けっこう長いのでご覚悟を。

 ↪︎ 過去最長文字数を更新してしまいました

 ↪︎ 語り出すと止まらないオタクの典型例

 

 

 1 グリンゴッツのポッター家の資産を使い果たすハリー

   まずは、1作目「賢者の石」より。

 

   ハグリットに連れられてダイアゴン横丁を初めて訪れ、

   グリンゴッツ魔法銀行にあるポッター家所有の金庫の中に

   ハリーの両親が遺してくれた莫大な遺産を目にするシーン。

 

   この時のハリーの年齢は11歳。

   それまではダーズリー家で魔法とは全く無縁の生活を送っていました。

   そんなハリーが、魔法銀行にある資産価値がどれだけか理解していたのか?

   という疑問から、出てきたIFストーリー。

 

   映画版でも、金貨山積みで「すげー金持ちっぽい」感じは出てましたが、

   11歳までマグル世界での生活が全てだったハリーが、

   「1ガリオンっていくら?」

   「まぁ、ようわからんけど、こんだけあれば余裕っしょ」と

   金銭感覚を完全に失い、杖や魔法薬はもちろん、

   「すげーな」と羨ましげに眺めていたニンバス2000も

   「こんだけ金あるし、買っちゃえ」とためらいもなく買ってしまう。

   皆んなの憧れの箒を自腹で購入したものの、いざ飛行術の授業に行くと

   箒の才能が全くなく、せっかくの最新型箒もただのお飾りに。

 

   1年目からの無駄すぎる出費のせいで、

   その後、ホグワーツでの寮生活が6年も続くと知り、

   そこで初めて「やべぇ、金ないかも・・・」と焦り始めるのです。

 

 

 2 透明マントを思春期使用するハリー

   これまた、1作目「賢者の石」より。

 

   クリスマス休暇にプレゼントとして、ダンブルドアから

   元々は父ジェームズの所有物だった透明マントが返却されたシーン。

 

   この透明マント、「死の秘宝」の1つであり、

   ちょっと魔法が得意な魔法使いが使う「目眩し術」や

   デミガイズという魔法生物の毛で織った「擬似透明マント」など、

   魔法界では「透明になる」こと自体は、それほど珍しくもない中、

   透明マントは、永久に使え、かつ完全にあらゆる魔法を遮断するという

   他の透明になる手段にはない唯一無二のチート能力があります。

 

   しかし、11歳〜17歳の思春期を迎える学生がわんさかいる

   ホグワーツで、「透明になれる」手段を得てしまった男子ハリーは

   果たして、その欲望をセーブできるのだろうかというIFストーリー。

 

   「え?透明になれるん?じゃあ、女子トイレ行き放題じゃん」

   「もしかしたら、女子寮に忍び込めるかも」

    などとゲス笑いを浮かべるハリー。

 

   グリフィンドール寮は、談話室という部屋から

   男子寮・女子寮へそれぞれ続く階段が伸びており、

   男子が女子寮に入ろうとすると、階段が坂になって入れないという

   忍者屋敷みたいなシステムで男女が同じ屋根の下で暮らすための

   セキュリティを確保しているのですが、当然、これも魔法の技。

 

   あらゆる魔法無効化の能力のおかげで、

   透明マントを被っていれば、女子寮の階段も認識できず

   ハリーを素通ししてしまい、夜な夜なハリーが女子寮に侵入し、

   「ハーマイオニーの寝顔、かわいいじゃん」

   「これ、ハーマイオニーの下着・・・?」

   といった具合で、気持ち悪い使い方をするハリー少年。

 

 

 3 実は友達?ハグリット&ヴォルデモート

   こちらは、2作目「秘密の部屋」より。

 

   ハリーが拾った「トム・リドルの日記」の記憶を見たシーン。

   ハリー世代の50年前。トム・リドル(ヴォルデモート)が

   まだホグワーツの学生だった頃。

   自分が特別な存在であることを誇示するため、

   そして、マグル生まれの「穢れた血」を根絶やしにするために、

   「秘密の部屋」を開放し、バジリスクを暴れさせていたところ、

   嘆きのマートルこと、マートル・ワレンちゃんを殺してしまい、

   あまりの緊急事態にホグワーツが閉鎖されるかもという大事に。

 

   生まれた頃にはすでに両親とは離別・死別していた

   トムは、学校以外に居場所などない上に、この悪事を起こしたのが

   他でもない自分自身なので、いろいろと嗅ぎ回られるとやばい状況。

 

   そこで、トムが打ち出した一手が「真犯人を突き出せばいい」でした。

   ハリーが見た記憶の中では、ダンブルドアに対して

   「では、この事件を起こしている犯人が捕まれば閉鎖はないのですね」と

   確認をするやいなや、真っ先にハグリットのところへ。

 

   実は、ハグリットも学校には内緒でアラゴグという人喰いクモを

   飼っていたので、ハグリットも立場的にはけっこうやばい状態。

 

   トムとハグリットは2つ学年が違う先輩後輩の間柄であり、

   所属する寮も違うのに、どうしてトムは真っ先にハグリットを

   真犯人に仕立て上げるのにうってつけと思い至ったのかというIF。

 

   実は、トムとハグリットは寮も学年も違えど、大の仲良し。

   真面目で学業成績も優秀な完璧学生を演じ切っていたトムと、

   半巨人という魔法界では忌み嫌われる存在のハグリット。

 

   ハグリット本人は優しく思いやりある青年でしたが、

   半巨人ということが仇となり、友達ができず孤独な日々を送る。

   そんな中、先輩で完璧超人のトムが声をかけてくれた。

 

   「半巨人の血?何それ、めっちゃ面白い奴じゃん!お前!」

   「え、俺みてぇな奴にそんなこと言うちょる人間はお前ぇさんが初めてだ」

 

   と二人は意気投合。

   そんなある日。ハグリットがアラゴグの秘密をトムに話してしまう。

   当然、これはこれでやばいことやってることを理解したトムは

   「俺が何かやらかしたら、こいつのせいにしとこ」と水面下で画策。

 

   そして、実際、トムがバジリスクでやらかしてしまい、

   計画通り「じゃあ、真犯人はハグリットです!!」と大々的に宣言。

 

   トムの邪悪さを見抜いていたダンブルドアのフォローにより

   アズカバン行きは免れたものの、ハグリットにとっては、

   信頼していた友達に裏切られたショックの方があまりに大きく、

   トムが闇の帝王ヴォルデモートとして大暴れし、

   魔法界の誰もが「名前を言ってはいけないあの人」と恐怖する中、

   ハグリットだけは「昔、裏切られたショックで名前が言えない」状態。

 

   だから、ハリーに「名前ぇを言っちゃいけねぇ」と教えるのだった。

 

   

 4 アクシオ、ポッター

   4作目、「炎のゴブレット」以降のIFストーリー。

 

   ハリーが三大魔法学校対抗試合の4人目の選手として選ばれてしまい、

   魔法の知識も熟練度も他の参加者よりも劣っている中、

   第1の課題を乗り切るために呼び寄せ呪文アクシオ

   ハーマイオニー師匠の下で猛勉強し、なんとかものにできたハリー。

 

   しかし、実は、この呼び寄せ呪文、

   モノだけではなくヒトにも作用するということが判明。

 

   その後、ハリーは最後の課題でセドリックと共に優勝杯を手にし、

   ヴォルデモートが「やっと復活できる〜🎵」とルンルンで待つ

   トム・リドル・シニアの墓に強制転移。

 

   原作通りの流れでヴォルが復活し、

   ギリギリのところでアクシオで優勝杯を呼び寄せ、

   ホグワーツに帰還し、「あいつが戻ってきた!!」と叫ぶハリー。

 

   しかし、逃げられたヴォルサイドでは

   「逃げられたけど、アクシオでいつでも呼べるし、ま、いっか」と

   あまり気にしてない様子。

   それ以上に、「やっとだ。13年の時が過ぎた。俺様は戻ってきた🎉」と

   お祝いムード一色に。

 

   復活の際に、「なぜ俺様を探そうとしなかった?」と多少詰められた

   デスイーターたちもご主人様の上機嫌な顔を見て安堵するのだった。

 

   一方、ハリー側は、「あいつが戻ってきた!!」とテンパっている状態。

   その様子を見て、大賢者ダンブルドア

   「トムが戻ったのなら、ハリーをアクシオで呼び寄せる気じゃな?」

   「どうしよう、あの魔法から守る方法、なんかあったっけ?」と

   大慌て。

 

   そして、ムーディ先生に化けていたクラウチJr.が捕まる前に

   ヴォルが「アクシオ、ポッター」と唱える。

 

   呼び寄せられたハリーは、デスイーターさながら

   再び墓場の舞台へと舞い戻ってきてしまい、

   「おぁ、よう来た、ハリー。やはり、アクシオで呼ぶのが正解だったな」

   「では、ハリー、アバダケダブラ!!」と

   容赦無く死の呪いを受け、ハリーが死んでしまうのでした。

 

 

 5 ダンブルドア軍団の練習中に起きた事故

   5作目「不死鳥の騎士団」より。

 

   ハリーが5年生になった年の「闇の魔術に対する防衛術」の教授に

   魔法省から送り込まれたアンブリッジ先生が就任。

 

   ヴォルデモートが復活したという激ヤバな魔法界にもかかわらず

   そんな事実はないと断固否定する魔法省。

 

   そんな魔法省サイドのアンブリッジの授業も

   「この教室では、闇の魔術に出会うことも、危険なこともありません」

   「何よりもOWL試験のために役立つ知識を学ぶべきです」と

   杖も呪文も使わないひたすら写経の授業ばっかり。

 

   ヴォル復活説を支持するハーマイオニー・ロンの勧めで

   ハリーによる「闇の魔術から身を守るための技術を学ぶ教室」を

   ダンブルドア軍団と名付けて、有志者で秘密の特訓をすることに。

 

   これは、そんなある日のダンブルドア軍団の練習中に起きたIF。

 

   ハリー先生の的確な教えにより、

   エクスペリアームス、ステューピファイ、レダクトなど

   順調に防衛魔法を習得していく面々。

 

   そして、次はハリーお得意の守護霊の呪文の練習。

   「いいかい、守護霊の呪文には、一番幸せな記憶が大事なんだ」と

   熱弁するハリー。

 

   そんな中、偶然か、ジニーが馬の守護霊の召喚に成功。

   それに触発されるように、次々と守護霊の召喚に成功する彼ら。

   そして、チョウ・チャンも白鳥の守護霊を出すことに成功。

 

   一通り守護霊の呪文を習得したことを受け、

   次は実践的な使い方をしてみようとハリーは

   まね妖怪ボガートでディメンターの姿を映し、実演することに。

 

   エクスペクト・パトローナ〜ム!!

 

   ハリーの守護霊は牡鹿の形になる。はずだった。

   しかし、ハリーが出した守護霊は白鳥の姿をしていたのだ。

 

   一番幸せな記憶が発動のトリガーになるこの呪文。

   白鳥の守護霊が出たということは、ハリーがこの時に使った記憶は

   憧れのチョウ・チャンのことだったのだ。

 

   そして、クスクスと笑い出す声が。

 

   「ハリー、チョウのことが好きなのね」(ハーマイオニー

   「あぁ、3年生の頃から会うたび、顔真っ赤にしてたな」(ロン)

   「へぇ、ハリーってチョウが好きだったんだ。」(ルーナ)

   「え・?ハリー、チョウ推しなの?私は?💢」(ジニー)

   「なぁハリー?お前言ったよな?一番幸せな記憶って」(フレッド)

   「チョウとどんな幸せな記憶があったんだ?にやにや」(ジョージ)

   

   何とも気まずい空気でディメンター関係なく、場が凍りついてしまう。

   そんな、「好きな人がばれちゃった」守護霊の呪文の意外な弱点を

   習得してから2年後に知ったハリー。

 

   「こんなトラップあるならそれも教えておいてくれ、リーマス!」(ハリー)

 

   「食べるといい。チョコレートだよ(知〜らね(*´ω`*))」(リーマス

 

   

 6 蘇りの石の誘惑に勝っちゃうダンブルドア

   最終章間近の「謎のプリンス」より。

 

   ヴォルデモートが分霊箱を複数個作っていることを確信し、

   分霊箱を探し破壊するというヴォル撃破のために着々と準備を進める

   大賢者アルバス・ダンブルドア

 

   しかし、完璧超人と思われていた彼にも、後ろ暗い過去が。

 

   ホグワーツに入学する前、

   妹のアリアナが魔法を使っているところをマグルの少年たちに見られ、

   「おかしな奴」「気味の悪い奴」といじめられるアリアナ。

   その精神的ショックにより、魔法が制御できなくなり、暴走するように。

 

   そして、大切な娘をこんな目に遭わせたマグルどもに仕返しだと

   息巻いた父はアズカバンに収監されてしまう。

 

   そんな中、「マグル嫌いの家系の出の奴」と後ろ指を差されつつも

   ホグワーツに入学するアルバス。

   しかし、当初の前評判など嘘だったかのように、次々と天才的な才能を見せ

   もはやアルバスに悪口を言う者もいなくなったある日。

 

   弟のアバーフォースから

   「親もいねぇんだから、兄貴もアリアナの世話ちゃんとせい」とお説教。

 

   家族を愛していないわけではないが、

   どうしても「アリアナの世話があるせいで」と

   自分の才能を活かす場が奪われているように感じるアルバス。

 

   そうしてくすぶっていた頃、

   遠くからゲラート・グリンデルバルドという青年がやってくる。

 

   彼もまた、アルバスに引けを取らないほどの天才的なセンスの持ち主。

   アルバスは、自分と同じくらいの能力を持つ友人に出会えた喜びから

   一緒に、魔法界の伝説のアイテム「死の秘宝」の探求をすることに。

 

   魔法ファンタジーすぎる原作世界ですら「御伽話」と言われた

   「死の秘宝」を彼らは実在すると信じ、このアイテムを手にすることで

   魔法使いがマグルからこそこそと隠れて過ごすこともない

   より優れた魔法族がマグルを支配する世界に作り変えれば、

   もうアリアナのような悲劇を生むこともないと信じ、

   「大いなる善のために」というスローガンの下、2人は親交を深める。

 

   しかし、現実は残酷で、アリアナの状態は日に日に悪くなっていき、

   もはやアバーフォース1人では世話し切れないほどの状態に。

 

   それでも、まだ「死の秘宝じゃ〜」「大いなる善のために〜」とか

   うつつを抜かす兄の姿に、ついにプッツンと切れてしまう。

 

   「いい加減、アリアナのことも考えろよ、このバカ兄貴!💢」と

   真っ向からど正論をぶつけられるも、

   「あぁ?うっせぇな、小僧は黙ってろ」と親友の弟にも容赦無く

   磔の呪いを放つグリンデルバルド。

 

   そこで、やっと「これは、シャレにならんよ」と

   ダンブルドアも遂に杖を抜き、三つ巴の魔法バトルに発展。

 

   しかし、「やめて〜」と止めに入ったアリアナに

   誰かの呪文が直撃し、アリアナは命を落としてしまう。

 

   アルバスの感覚的には、

   この3人の中で一番強いのは多分自分だから、

   アリアナを殺してしまったのも、多分、自分だろうな

   という確信めいたことを感じていた。

 

   しかし、この件は、グリンデルバルドが去り、

   アルバスは弟に鼻を怒りのグーパンでへし折られたことで一応終結

 

   が、それ以後、アルバスは「妹を殺したのは多分、自分だ」という

   罪悪感を一生背負って生きていくことに。

 

   そうして迎えた晩年。

   ヴォルの分霊箱になっていたマールヴォロの指輪を発見。

   そして、そこに「あれ?これ、蘇りの石じゃないか?」と

   指輪に嵌め込まれていた蘇りの石を発見。

 

   「もし、本当に死者を甦らせることができるのなら、

    妹に一言でいいから、謝りたい。すまなかった」

 

   そう考えるダンブルドアであったが、ふとあることを思いつく。

 

   「とは言え、わしももう年じゃろ?

    ヴォルとの戦い云々以前に、普通に年で死にそうだし、

    ここで蘇りの石を使わなくても、どうせすぐに会えるんじゃ?」

   「そうじゃな、どうせ死ぬのはそう遠くもないだろうから、

    セブルス辺りにわしを殺してもらえば、ニワトコの杖問題も

    解決するし、セブルスもヴォルの信頼を得られるし、それで

    いいんじゃね?」

 

   そう感じたダンブルドアは、グリフィンドールの剣で指輪を破壊。

   蘇りの石だけは回収するも、その後、すぐに金のスニッチに封印。

 

   家族への罪悪感をずっと感じていたという大賢者ダンブルドア

   意外にメンタル的な弱点があったという驚きの展開と、

   呪われてしまって余命1年となった自分の命を有効活用しようとして

   スネイプと示し合わせて立てたヴォル撃破の作戦という痺れる展開が

   こんな「年のせいじゃ」とか言って、泣かせる要素皆無で

   スネイプに殺されるダンブルドアというIF。

   

 

 7 「リドル、反省しろ」「はい、俺様が悪うございました」

   最終章「死の秘宝」より。

 

   ヴォルデモートは「死」に対して大きなコンプレックスを抱いてきた。

   生まれた時には、母とは死別していたため、

   ずっと魔法使いの父と穢れたマグルの母の子だと思っていた。

 

   「魔女なら、死ぬはずがない」

   それが、彼の「死」へのコンプレックスを表す言葉であった。

 

   しかし、実際は逆で、マグルの父と魔女の母との子。

   それは、つまり「魔女でも死ぬ時は死ぬ」という今までの持論を

   根底から覆す事実。

 

   生き物は必ず死ぬ。魔法使いも魔女も生き物である。

   ゆえに、魔法使いである自分も死ぬ。

 

   この3段論法が彼の中で成立してしまった瞬間、

   「なんとかして死を克服する方法があるはずだ」と

   不死の探究を進めることに。

 

   その研究の過程で、見つけ出したのが分霊箱という禁術。

   殺人によって、自らの魂を引き裂くことで、魂の一部をモノに

   宿らせることにより、実質的な不死が実現できるというもの。

 

   『最も邪悪なる魔術』という闇の魔術を使って作られた闇の本ですら

   「分霊箱はめっちゃ邪悪すぎるので、絶対に記載しません。

    ただ、一言だけ言えるのは、めっちゃ邪悪です」と

    内容があるようでない書かれ方をしているこの禁術。

 

   すぐに「これだ!」と思い立ち、

   自分の魂を引き裂く行為に執着していくわけですが、

   結果的に勢いで6個(実際は、意図せず7個)も作ってしまった。

 

   しかし、分霊箱のことを調べていくうちに、ハリーたちは

  「引き裂いた魂を元に戻すことも無理ではない」ということを知る

   その方法とは、「心の底から自らの行いを悔い、良心の呵責を感じること」。

   つまり、「死ぬほど辛いけど、しっかり反省すれば元に戻れる」。

 

   ヴォルデモートは魂を引き裂きまくった結果、

   かつてのイケメン顔が嘘だったかのように、鼻が縦の切れ込みになったり

   もはや人とすら言えないほどの容姿になっていた。

 

   そうして迎えた、ホグワーツ最終決戦。

   ネビルが最後の分霊箱のナギニをぶった斬ったことで、

   ヴォル所有の分霊箱がゼロに。

 

   もうヴォルに勝ち目もないと悟ったハリーは、最後の情けとして

   「リドル、反省しろ。そうすれば、お前の魂も元に戻れる」と説得。

   ハリー自身は、これまでトム・リドルの記憶などを探るうちに

   「その気になれば魅力的な人間になれたはず」と評しています。

 

   だからこそ、悪の道に走ってしまった彼を憂い、最後の通告をする。

 

   すると、ヴォルは開口一番「俺様が悪かった・・・すまぬな」と

   まさかの謝罪。

   そして、涙ながらに自分のこれまでの生い立ちとそこに感じていた

   寂しさやコンプレックスなどを全てハリーに打ち明ける。

 

   ハリーも自身の生い立ちは決して幸せなものではなく、

   ダーズリー家で受けた仕打ちなどもひどいものだったため、

   彼の言い分にも共感できる部分を感じていた。

 

   そこで、ハリーはある提案をする。

   「トム・リドル。お前は自分の行いを恥じ、悔い、

    一生重たい十字架を背負いながらも自らを改めると誓うと

    破れぬ誓いを立てよう」と。

 

   遠回しではあるものの、ハリーなりの情けの表れであった。

   そして、2人は誓いを立て、魔法界の再建に尽力し、

   ぺべレル家まで遡れば遠縁の血が繋がった者同士、ついに和解したのでした。

 

   という、「今までのハリーの冒険、何だったん?」と

   シリーズを全般の存在意義を根っから否定してしまうIFストーリー。

 

 

 

 

 

 

 勢いで書いてたら、めっちゃ長くなっちゃいました💦

 ごめんさない。

 でも、オタクって一度語り出すと止まらないんです!!

 

 この記事だって、本気になれば5万字くらいは余裕でいけます。

 もはや論文レベルに分厚いページ数を重ねるくらい書けます。

 

 でも、さすがにちょっとやりすぎたかな・・・