水景 翔真(みかげ とうま)の独り言

雑談多めの「深く考えない脊髄反射的な」ブログ。ほどよい息抜きに。

チップ美味かったぁ🐟

 

 6月に入りました!!

 

 さぁ、6月といえば、なんでしょう??

 

 梅雨、初夏の便り紫陽花、景気よくおめでとう🎉ジューンブライド

 

 

 いろいろな6月のイメージがあるでしょう。

 しか〜し!!

 北海道民青森県民にとって、6月のイメージはチップなのですよ!!

 

 チップ、またの名をヒメマス。

 ご存知ない方も多いと思いますので、ちょっと紹介をば。

 

 

 

ヒメマス (画像:支笏湖観光情報サイトHP)



 名前;ヒメマス

 分類:サケ目サケ科さかな

 通称:まぼろしのさかな

 生息:阿寒湖、チミケップ湖、支笏湖洞爺湖(北海道)

    十和田湖青森県

 説明:淡水で育つサケの仲間。

    海に出ることはなく、川と湖で暮らす。

    海に出る習性を持つ近縁種に「ベニザケ」がいる。

    成魚が持つ小さい紅色の模様は「姫」を連想させヒメマスと呼ばれる。

    また、アイヌ語「魚」を意味するチェプからチップとも呼ばれる。

 

 

 

 こんな感じのお魚。

 体長は、およそ30〜40cm前後とやや小ぶりが主ですが、

 実は、こんな可愛い顔しておいて「超高級魚」です。

 

 北海道の湖でチップ釣りは6月に解禁されるのですが、

 生息数が年々減少しており、このままでは絶滅もあり得るため、

 環境保全と周辺地域への経済的支援の意味で、

 釣りの料金は、1時間1万円〜、持ち帰れる数にも制限付き。

 ほぼ「貴族の遊び」みたいなものです。

 (40年くらい前までは、特に規制もなく釣りまくってたらしいですが...)

 (昔の人、食べ過ぎたんと違うの...?)

 

 

 また、札幌や旭川のような都市圏の市場で買付けようものなら、

 1尾あたり、安くて5千円〜8千円、通常は1万円超も珍しくないです。

 

 

 北海道内で自然生息している地域は、非常に限られていて、

 ほぼ阿寒湖のみとされています。

 他の地域のチップは、人工的に移し替えられたものがほとんど。

 

 また、青森県十和田湖にも生息していますが、

 これもまた、北海道の個体を人工的に放流・養殖したものです。

 

 近年では、神奈川県や山梨県静岡県などでも

 養殖を試みているようですが、基本的に低温・水深の深い淡水を好みます。

 そのため、本州産のヒメマスはあまり味がよくないとか聞きます...

 

 本場の「超高級魚」「幻の魚」とまで呼ばれる味は、

 やはり北海道で味わうのが一番ではないかと思います(地元自慢...w)

 

 

 

 そんな超高級魚が知り合いの伝手で私の手に渡ったので、

 刺身、焼き、あら汁でいただきました。

 

 このチップ、

 刺身、焼き、フライ、あら汁とあらゆる魚の調理法で食べても美味なのですよ。

 サケとは違った「甘み」と「身のふんわり感」が最高なのです。

 

 もちろん、体長がそれほど大きな魚ではないので、

 食べ応えは正直、物足りない。が、それが「ヒメ」らしくて可愛い♡