今の私には、なかなかタイムリーなお題です。
実は、仕事のリハビリ期間が事務手続上の都合で延長されまして...
それまで、休職扱いになるわ、お給料は出ないわ、権限的にできない仕事があるわ
それは、それは、思うように仕事ができず、イライラが溜まっているのですよ。
イライラが溜まった時、落ち込んだ時、メンタルダウンした時はもちろん、
私は、毎朝、起きてからのコーヒータイムの時には音楽を聴きます。
少しでもテンションを上げて、「よし!」と覚悟を決めてから出勤するのが
毎朝のルーティーン。
さて、「お守りのような曲5選」ですか...
5つで足りるかな...?頑張って、5曲でまとめようか(^^;;
1 「あとひとつ」 FANKY MONKEY BABYS
あと一粒の涙で 一言の勇気で
願いが叶う その時が来るって
僕は信じてるから 君も諦めないでいて
何度でもこの両手を あの空へ
こんなフレーズから始まるファンモンの「あとひとつ」という曲。
確か、夏の甲子園のテーマソングに選ばれたこともあったような。
なかなか上手くいかない時、落ち込んだ時って
大抵の場合、「ギリギリまで既に頑張っている時」だと私は思うのです。
でも、「あとちょっと」が届かないばかりに、上手くいかない、落ち込む。
そんな時に「あと一歩さえ踏み出せたら」と後悔する気持ちもあるでしょう。
あるいは、「たったあと一歩なのに...」と自分を責めることもあるでしょう。
ただ、私は思うのですよ。
「あと一歩」さえ踏み出せたなら、それでオールOKじゃん!!とね。
そして、その「あと一歩」は、既に限界ギリギリまで頑張っている証拠であって、
「あと一歩さえ」と思えたなら、ふと周りを見てみてください。
そう思って、苦しくて、辛くて、泣き出したくもなるあなたの側には、
頑張っているあなたを応援してくれている人が必ずいるはずです。
家族、友人、恋人といった身近な存在はもちろん、
職場の上司や同僚、後輩の中にも口にこそ、出さないかもしれませんが、
実は、心の中では「あの人すごいなぁ」と思っている人もいたりするものです。
そういう人たちが、あなたが「あと一歩」踏み出す勇気をくれるのです。
ちょうど、甲子園の話も出ましたので、野球で例えてみましょうか。
あなたは、ピッチャーとしてマウンドに立っています。
1回から投げ続けて、今は9回裏の守備。2アウト。あと1アウトで勝てます。
しかし、ラストバッターは、相手チームの4番。強打者。1発出ればサヨナラ。
そんな場面を想像してみてください。どうですか?
怖いでしょう?不安でしょう?「打たれたら、終わり」って重圧あるでしょう?
でも、少しだけ目線をずらしてみたら、どうですか?
マウンドの後ろには、しっかり塁を守ってくれている野手陣がいて、
「あと1つ!🤘」とあなたを信じて背中を押してくれているはず。
ベンチに目を向けると、監督やコーチ、ベンチ選手が
「いけるぞ〜!!」と声を張り上げて身を乗り出して応援してくれているはず。
スタンドに目をやると、あなたのチームのファンが
祈るような気持ちで見つめ、勝利を信じて温かい声援をかけてくれているはず。
プロでも、こういう「ギリギリの勝負」をする時には、
こういった周りの声や勇気づけてくれる人たちの存在があってこそ、戦える。
そんな話をする選手がたくさんいます。
今、あなたが辛いと思っている「あと一歩」は、
あなたを信じて応援してくれている人たちの後押しがあって、
あなたがそれに応えようと覚悟を決めた瞬間、その「あと一歩」は必ず届きます。
そんなことを教えてくれているように思うのが、この曲です。
そして、「あと一歩」が踏み出せたなら、ぜひ、☝️を天高く突き上げて
今まで頑張ってきた自分をあなたを応援してくれた人たちと一緒に
労ってあげましょう。
2 「ハルカ」 YOASOBI
振り返れば数えきれない 思い出が溢れ出してくる
誰にも見えないところで 頑張ってる君のそばにいられること
それだけでこんなにほら幸せなんだよ
込み上げてくる 思いはただ 「ありがとう」
『ハルカと星の王子さま」という絵本を原作として制作されたこの曲。
原作では、「マグカップ」でしたが、他にも、ペットとか親や祖父母など
いつまでも自分の側にいられるわけじゃない大切な人たちとの別れを
描いた曲だと、私は感じました。
原作も、この曲も、「別れ」が前提になっているので、
すごく切ないストーリーではあるのですが、
今まで一緒に過ごした何気ない時間、一緒に泣いたり笑ったりした日々、
そういうものを自分の胸の中に大切にしまっておけば、たとえ「お別れ」が
きたとしても、悲しみを乗り越え、これからは自分の中で生き続けていくんだ
そんな気持ちになれたなら、希望はあるのかなと思うのです。
そして、「ありがとう」という言葉がこれから前を向いて歩いていくための
合言葉。それを忘れないでいてね。というメッセージがこもった曲です。
(ここだけの話、YOASOBIさんって、けっこう「チャラい」曲な
気がしていたのですが、この曲を聴いてから考えを改めました。
YOASOBIさん、本当にごめんなさい。私、あなたを勘違いしていました。)
3 「ケセラセラ」 Mrs.GreenApple
ケセラセラ 今日も唱える
限界?上等! やってやろうか
愛を捨てるほど暇じゃない いつもall right!! all right!!
最近の若い世代(と言ったら、私がおじさんみたいに聞こえますが)の方に
人気が高いこの曲。私も、このブログやnoteなどでおすすめされました。
有名な話ですが、ケセラセラ(Que sera sera)は
スペイン語で「なるようになる」という意味です。(一部、否定説もありますが)
英語では、Let it be や Whatever will be 辺りが妥当な表現でしょうか。
(まぁ、Let it be はあのイギリスの超有名バンドの曲なので、
使いにくくなった表現ですよね...^^;)
人間、ネガティブになった時には、よくあれこれと余計なことを考えがちで、
それでますます「はぁ...どうしよう」とテンションが下がってしまいがちです。
そんな時に、「なるようになる」なんて言われたら、
カチンと来ることもあるでしょう。でも、よく考えてみてください。
今、心配している色んなことが、現実的にどれだけの確率で起こり得るのか。
仮に、それが起こったとして、自分にどれだけの影響があるのか。
冷静にそのリスクを検討してみると、
案外、心配していたことのほとんどは、「実際には起こらない」か
「起きたとしても、影響はごく小さい」ことが多いと気がつくはずです。
それならば、「本当に起きたら、ガチでやばいこと」だけが
自分の中の心配事として残るだけであって、それを全力で回避または
影響を小さくするプランを考える心の余裕ができるのではないでしょうか。
そうして、「心の荷物」を少しだけ下ろしたら、少しは覚悟も決まるものです。
「これをやって、もしダメだったら仕方ないな」と思えるくらいには。
でも、仮に、本当にダメだったとして、別に死ぬわけじゃないしなぁ〜って
開き直ることが大事なことだってあると思うのです。
その覚悟や開き直りをするための合言葉がケセラセラ。
今は、深刻になっていても、気休めでもいいので、言ってみましょう。
4 「威風堂々第1番」 エルガー
行進曲の代表格として、クラシックに詳しくない方でも
必ず1度くらいは聞いたことがあるであろうこの曲。
行進曲、日本ではマーチングなんて呼ばれたりもしますが、
元来、戦いに赴く兵士たちを鼓舞するための楽曲と言われています。
歩調を合わせて、整然と胸を張って行進する兵士たちは、出発前に
国王などから訓示のようなものを頂いて、「必ず生きて帰る」という決意の下、
戦地へと向かったらしいのですが、彼らを送り出すための曲なのだとか。
そして、この「威風堂々」、英名では、Pomp and Cirsumstance と呼ばれ、
シェイクスピアの戯曲「オセロー」の一節、
Pride, pomp and circumstance of glorious war.
(名誉ある戦いには、誇り、華麗さ、厳かさがつきものだ)
という部分が元ネタになっているのだとか。
今では、戦争とか関係なく、マーチング曲の定番として演奏されていますが、
マーチングも誇りと華麗さ、そして威厳ある雰囲気があってこそ、
見る人、聴く人の心を打つものですよね。
5 「ストレリチア」
光輝く未来へ まだ見ぬ輝く未来へ
見たことない世界が 僕たちを待っているから
たとえ前が見えなくても 引き返すことなく行くよ
輝く綺麗な光求めて 君と見つけた綺麗な花は今でも咲き続けているよ
...え? 何の曲だかわからない??
でしょうね^^; だって、これ、とあるアマチュアバンドのオリジナル曲だから。
実は、スタエフで知り合った方がそのバンドメンバーでして、
その方のチャンネルでこの曲をギターで弾き語りしていたのですよ。
そして、私は、1回聴いただけで、惚れ込んでしまって、
その配信者さんを口説きに口説き倒して、特別に譜面を譲ってもらって、
さらには、私のチャンネルで「弾いていいよ!」と快く言ってくれたのです。
たま〜に、私がチャンネルで「ダカツカ」とか言ってるのは、この曲のことです。
曲名の「ストレリチア」。実は、これ、花の名前なんです。
花言葉は、「輝かしい未来」「寛容」「情熱」。
歌詞も、まさにその花言葉に相応しいほどに前向きなのです。
年齢によっては、「いや...青いな」と苦笑する方もいるかもしれませんが、
私はその青くささが好きで、32になる年ですが、こういう素直さは
ずっと持っていないなぁと思うのです。