水景の雑記帳

雑談多めの「深く考えない脊髄反射的な」ブログ。ほどよい息抜きに。

最近、流行りのオリゴ糖のメリットとは??

 

 たまには、ためになる(かもしれない)ことを書くとしますか。

 

 最近、CMなどでよく見かけるようになったオリゴ糖

 IKKOさんが「オリゴ糖のおかげ〜〜〜〜☝️」ってやってますよね。

 

 今回のお話は、オリゴ糖についてのお話です。

 

 

 1 オリゴ糖って何?

  まず、オリゴ糖って何者??というところから。

  

  一番、ざっくりした括りで言えば、炭水化物の1種。

  つまり、体を動かすエネルギーを生み出すための栄養素の1つです。

 

  ダイエット界隈などでは、炭水化物=敵 みたいな感じに言われますが、

  実は、そんなことは全くありません。

  むしろ、「痩せたいなら、まずオリゴ糖を摂れ」と言いたいくらいです。

 

 

 2 糖類的な分類

  オリゴ糖と一口に言っても、色々と分類があるのです。

  まずは、オリゴ糖を糖類の中での分類から紹介します。

 

  オリゴ糖とは、ざっくり言って炭水化物の1種と言いましたが、

  炭水化物のカテゴリは範囲が割と広くて、概ね次のような分類がされています。

 

  ① 単糖類:構成する分子が1個の糖類

    例  :ブドウ糖、果糖、ガラクトース

  ② 二糖類:構成する分子が2個の糖類

    例  :しょ糖、乳糖、

  ③ 少糖類:構成する分子が3〜9個の糖類

    例  :オリゴ糖

  ④ 多糖類:構成する分子が10個以上の糖類

    例  :でんぶん、グリコーゲン

  

  構成する分子の個数で分類したものが一般的かと思います。

  そして、この分類で見た時、糖の吸収速度についての特性も見えてきます。

 

  構成する分子の個数が少ないほど、吸収・消費が迅速に行われ、

  逆に、構成する分子の個数が多いほど、吸収・消費が遅く、蓄積されます。

  つまり、太ると言われる糖類は、構成分子が多い多糖類を指すことが多いです。

 

 3 オリゴ糖の効果

  オリゴ糖を摂取することで期待できる効果。この記事の本命部分です。

 

  ① 虫歯になりにくい

    甘い=虫歯になりやすい というイメージが強いかもしれませんが、

    オリゴ糖は、甘いのに虫歯になりにくい糖類です。

    

    虫歯菌が異常繁殖することで、虫歯になるのですが、

    虫歯菌のエサとして好むのは、砂糖のような多糖類で、

    オリゴ糖のような少糖類をエサとすることは、ほとんどないのです。

 

  ② 腸内環境を改善する

    CMなどでクローズアップされているのが、この効果。

    腸活なんて言われていますが、オリゴ糖は腸内環境を整えてくれます。

 

    オリゴ糖は、虫歯菌のエサになりにくいと言いましたが、

    腸に存在するいわゆる善玉菌は、オリゴ糖をエサとして好むのです。

 

    私は、便秘症+下痢症が周期的に交互に症状が出る体質でしたが、

    オリゴ糖を摂取するようになってから、便通が改善しました。

    さらに、宿便を排出した結果か、1.5kgほど体重が減りました。

 

  ③ ミネラル吸収のアシスト

    カルシウムやカリウム、リン、鉄などのミネラル類も

    体のコンディションを保つためには必要な栄養素なのですが、

    ミネラル類は、非常に体内への吸収効率が悪いのです。

 

    食べ物からミネラルを摂取することは、けっこう難しいので、

    サプリなどで補給している方も多いかもしれませんが、

    ミネラル類のサプリって1日の摂取量が多いでしょう?

    これは、吸収効率が悪いから摂取量を多くするしかないからです。

 

    なぜ、ミネラル類の吸収効率が悪いのか。

    それは、唾液や胃酸などの消化液でも消化し切れないから。

    腸内でミネラルが溶ける前に体外に排出されてしまうのです。

 

    しかし、オリゴ糖摂取によって、腸内に善玉菌が繁殖すると、

    腸内の弱酸性の環境になり、ミネラルを溶かすチャンスが増えるのです。

 

  ④ 美肌効果

    腸と肌の相互関係は、どうやら医学的根拠もある話らしく、

    腸内環境が悪いと、肌荒れ、ニキビ、湿疹などが出やすく、

    腸内環境が良いと、肌つや、傷の回復が早い、体臭がなくなるなど、

    いわゆる美肌効果がオリゴ糖摂取によって期待できるそうです。

 

  ⑤ 脳や体が目覚める

    この効果もけっこう重要な効果です。

    朝にオリゴ糖を摂取すると、脳や体が目覚めるそうです。

 

    オリゴ糖を含む炭水化物は、

    人間の活動源となるエネルギーを生み出す栄養素なわけですが、

    より重視すべきは、吸収・消費の効率がどれだけ良いかという点。

 

    オリゴ糖の分類でも書きましたが、

    分子構造が小さいほど吸収効率は良く、

    分子構造が大きいほど吸収効率は落ちます。

 

    例えば、

    低血糖や内臓系の手術を受けて固形食が食べられない患者に

    ブドウ糖を投与するという処置が病院ではされているそうですが、

    これは、ブドウ糖は単純な分子構造なので、血中に迅速に溶けるからとか。

 

    しかし、勉強や仕事などの日常生活を支えるのに

    ブドウ糖のような単糖類のエネルギー程度では心許ないのですが、

    オリゴ糖くらいの分子構造を持つ糖類が理想的です。

 

    摂取してから、早い段階で吸収・消費されるため、

    パフォーマンスを発揮する必要があるタイミングで脳も体も動くのです。

 

    多糖類(白米やパン)は、生み出すエネルギー量はピカイチですが、

    吸収・消費効率が最も悪く、消化が完了するまで時間がかかります。

    食後に眠くなるのは、

    消化のために血液を消化器に回しているからという話は有名ですよね。

 

 

 今回は、オリゴ糖についてまとめてみました。

 栄養系の勉強もしているので、ちょくちょくこういった記事を今後も

 書いていこうかと思います。

 

 [参考文献]

 『食品成分表 2023』 女子栄養大学出版部

 

 

 

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