水景の雑記帳

雑談多めの「深く考えない脊髄反射的な」ブログ。ほどよい息抜きに。

あなたの「価値」の基準は?

 

 何かにつけ、「価値」という言葉がある意味で現代人を不安定にしている。

 そんな風に思ったことは、ありませんか?

 

 「自分に価値なんかない」

 そんな言葉を口にした経験はありませんか?

 

 私は、ありますよ。というか、毎日のようにそれを考えています。

 でも、いくら考えても「自分の価値」についてピンとこない。なぜか?

 今回は、そんな「自分の価値」のお話。

 

 現代の世界のあり方は「経済至上主義」だと思います。

 何でもかんでも「お金」「価値」そういうものに変換される世界。

 就活経験者の方なら、「自分の市場価値」という言葉は聞いたことでしょう。

 

 モノに限らず、ヒトも「経済」の一要素として値踏みされる。

 だから、「価値」という言葉が現代を生きる我々にとって気にせざるを得ない。

 それはわかります。それは自然な感情です。

 

 ただし、「自分に価値があるかないか」を「自分」が決めるのは違うだろう。

 それが私の考えです。

 

 理解できないわけじゃないですよ?だって、私もかつてはそうだったから。

 自分に自信がないんでしょう?他人に否定されるのが怖いんでしょう?

 でも、それがどうして「自分に価値なんかない」という結論になるんですか?

 

 わかりやすい例を出します。

 魚屋「今日はいいの入ったよ〜!1万でどうだい?」

 客 「大将〜、もうちょい安く頼むよ〜」

 魚屋「しゃないな〜、じゃあ8千は?」

 客 「もう一声!」

 魚屋「じゃあ、6千でいいや。もうまけられんよ?」

 

 「自分の価値」について、考えるにこの例はうってつけだと思います。

 魚屋としては、本当は1万で売りたかった。でも、客が値切った。

 つまり、「1万で買う価値ではない」と魚屋の思う「価値」を否定した。

 

 ここまではいいですか?

 自分の価値なるものが、「自分」で思うほど他人に評価されなかった。

 そういう状況と同じです。

 

 ただ、大事なのは、ここから。

 魚屋が最終的に「6千で売る。もうまけない」という結論に至るのは、

 この商品の価値に対して、これ以上は譲歩できないという「絶対ライン」。

 この「絶対ライン」を自分で把握できているかどうか。これが大事。

 

 「自分に価値なんかない」と言い張る人は、極論を言えば、タダで魚を売ってる

 ようなもの。それで商売、できますか?そんな店、即潰れますよ?

 いくら自信のない人でも、他人から否定されるのが怖い人でも、

 「ここだけは絶対に譲れない」というある種プライドのようなものはあるはず。

 それが「絶対ライン」。それを探してみましょう?

 

 それに、「価値」なんて結局は、「自分」ではなく「他人」がつけるもの。

 どれだけ自信のある商品でも、それを客が買わなければ、つまり、

 買うだけの価値を見出せなければ、それはゴミ同然です。

 逆に、多くの人からは「ゴミ」にしか見えないものでも、そこに価値を見出した

 なら、それは「ゴミ」などではない。リサイクル業者に勤める方から聞いたの

 ですが、使わなくなったスマホ、テレビ、ラジカセ、電子ピアノとかが捨てられて

 いるのを見ると「宝の山じゃん」と思うそうです。

 

 ある人からは「ゴミ」と思われても、別の誰かからは「宝の山」と思われる。

 価値なんてそんなものじゃないですかね?

 

 このブログだって、そうですよ?

 このブログの価値を決めるのは、これを読んでくださっている、あなたです。

 私のブログを読んで「くだらねえ」と思っても「わかるわ〜」と思っても、

 そういう評価を下した時点で、このブログに「価値」はつきます。

 それがプラスの価値なのかマイナスの価値なのかは、置いておいて、

 「くだらないけど笑える」「つまらないけどためになる」

 そんなプラスとマイナスの価値がごちゃ混ぜのものだってあります。

 

 どんな「価値」がつくか。それが不安だ。怖い。

 その気持ちはわかります。でも、「だから、何?」と突っぱねてみては?

 

 評価、価値がついた時点で、とりあえずは「存在していること」自体は事実。

 価値がつかないものがもしこの世にあるとしたら、世界中の誰からも認識されて

 いないか、まだこの世に存在すらしていないかのどちらかでしょう。

 

 否定されるのが怖くても、少なくとも「存在」は肯定されます。絶対に。

 そして、その中から「宝だ」と思ってくれる人が1人でもいれば、それで

 「自分の価値なんかない」なんて言葉は嘘になります。

 

 かつての「自分に価値なんかない」と言った自分に言います。

 嘘つきはダメ!